台風11号2025たまご発生状況と米軍進路予想は?ﾖｰﾛｯﾊﾟwindy/日本への被害についても

2025年7月25日

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2025年7月下旬、フィリピン東の海上で「台風11号」となる可能性のある“熱帯低気圧”が確認されています。いわゆる「台風のたまご」と呼ばれる段階です。

本記事では、「台風のたまご」って何？という基本的なところから、米軍（JTWC）やヨーロッパ（ECMWF）モデル、Windyなどをもとにした進路予想、そして今後の日本への影響についても、わかりやすく解説します。

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台風のたまごとは？｜天気に詳しくない方にも

「台風のたまご」とは、正式には台風ではないけれど、今後台風になるかもしれない熱帯低気圧のことです。

台風になるまでの段階

熱帯擾乱（ねったいじょうらん）…雲や雨がまとまり始める段階
熱帯低気圧（Tropical Depression）…風速17m/s未満
台風（Tropical Storm）…風速17.2m/s以上（約秒速17m）で「台風」と認定される

この「熱帯低気圧」の時点で、すでに雲が発達し風も強まり始めており、気象機関は今後の発達を注視しています。

台風11号たまごの現在の発生状況（2025年7月25日時点）

2025年7月25日時点で確認されている熱帯低気圧（たまご）の情報は以下の通りです。

発生場所：フィリピン東の太平洋海上
気象庁の分類：熱帯低気圧（まだ台風ではない）
海面水温：26.5℃以上（台風が発達しやすい条件）
状況：今後24〜48時間以内に台風11号になる可能性あり

※熱帯低気圧がこのまま勢力を強めると、「台風11号」として正式に発表される見込みです。

米軍（JTWC）の進路予想｜日本へ接近の可能性は？

米軍の合同台風警報センター（JTWC）は、アジア太平洋地域の台風を早期に警戒するための組織です。

ヨーロッパECMWFモデル・Windyの予想｜沖合を北上の見通しも

ヨーロッパ中期予報センター（ECMWF）の予測モデルと、それを視覚化しているツール「Windy.com」では、以下のような進路が示唆されています。

フィリピン付近から徐々に北上し、沖縄〜本州南岸の沖合を通過するルート
進路はまだ確定しておらず、偏西風や高気圧の位置次第で本州への接近・直撃の可能性も

Windyでは、風の流れや気圧の動きがアニメーションで確認できるため、日々の変化に注目しておくと参考になります。

気象庁の見解｜現時点では台風未認定

気象庁は、この熱帯低気圧を台風とはまだ認定していません。
ただし、以下のようなリスクには注意が必要としています。

高波やうねりが沿岸部に届く可能性
湿った空気の流れ込みによる雷雨・局地的な大雨
南西諸島や太平洋側を中心に、週明け以降は天気が崩れる可能性も

※最新の台風情報・気象警報は、気象庁公式サイトで確認できます。

日本への影響は？｜被害や警戒点を事前に確認

台風が日本へ近づいた場合、以下のような被害や影響が懸念されます。

強風や突風、落雷による倒木や停電
短時間の激しい雨（ゲリラ雷雨）による浸水や土砂災害
特に沿岸部では高波や高潮に警戒

台風が上陸しなくても、接近するだけで天気が荒れることがあるため、今後の予報に注目が必要です。

台風5号「ナリ」の事例｜7月でも油断できない

2025年7月上旬には、台風5号「ナリ（NARI）」が北海道に上陸し、次のような影響が出ました。

北海道での7月台風上陸は統計開始以来初
最大瞬間風速：126km/h
降雨量200mmを超える地域も
各地で倒木・道路冠水・停電の被害

今回の台風11号も進路次第では、本州や北海道へ影響する可能性もあります。7月といえども、警戒は必要です。

今後の注意点と備え｜チェックポイントまとめ

項目	内容
今後の注目点	JTWC・ECMWF・気象庁の最新情報を毎日確認
進路の変化	高気圧の位置や偏西風によって大きく変わる可能性あり
影響の可能性	高波・局地的な雨・強風・急な天気の変化
備えの例	モバイルバッテリー・懐中電灯・非常食・カッパなど

特に小さなお子さんや高齢者のいるご家庭では、停電や断水への備えも早めに行っておくのが安心です。